
工房の移転に併せ家の引っ越しもすることに。14年住んだアパートの部屋は間取りが広かったこともあり、恐ろしくものが増えていた。次の住処は部屋が2つ減るので物理的にものが置けない、捨てるしか選択肢がない状況だ。夫は映画関連の書籍からDVD、漫画、私も雑誌や本はよく購入する方、パンパンに並んでいた本たちを埃が舞う中、吟味しながら整理、棚も少し変形してる有様で処分するしかない。映画好きな夫は観た映画のパンフレットは必ず購入、私は感動したやつは買うぐらいだけど、2人分だとダンボール一箱パンパンになった。2人で映画の思い出話をしながら、パンフレットだけは全部残すことに。彼の事務所にひとまず置くことにする。私の方はほぼ食に関する本たち、仕事で使うものは厳選して残すことにし、好きな著者のはなるべく1冊だけチョイス、あとは涙を飲んで手放すことに。買取りしてくれる古本屋さんには感謝しかない。
例外は福田里香さんの本のみ。改めて並べてみるとそれだけでうっとり、ほんとに素晴らしい作品ばかりで読み返してた割合も高い。最近の著書はあまりチェックできてないのだけど。SNSの普及で情報を得られる時代、こんな便利じゃなかったあの頃に、書店で出逢ったものの記憶は鮮明だ。思い起こすと20代の頃は図書館へ通い、本屋での立ち読みも1、2時間へっちゃらで、時間潰しは絶対的に本屋なのは今も変わらない。電子書籍もうまく取り入れながら、たくさん本を読みたい。文字の大きさを調整できるのがありがたい今日この頃だ。