久方ぶりの鎌倉へ

憧れの連売

泊まりで旅に出るのは久しぶりのことで、パン好きの連れと思い立ったのは「鎌倉」DAILY LONG TRACK FOODのInstagramを見るたびに、思いは募っていた。気になるパン屋さんやカフェも調べるとやはり多くて、東京にはちょくちょく出かけていたけど、盲点のエリアだった。早朝新幹線にとびのりお昼前に着、まず小腹を落ち着かせるため、お目当ての邦栄堂製麺へてくてくと辿り着くが、ご飯にはありつけず麺だけゲット。直売所の横でフードトラック営業するのは土日だけとの事だった(残念)気を取り直して、駅方面へ戻りながら可愛い文房具店「コトリ」や、その向かいのマラサダ専門店で買い食い。あっという間に第二候補の中華「かかん」へ到着、ラッキーなことに待つこともなく入店。2人とも人気の麻婆定食で、山椒が効いていてとっても美味しかった。地元では中華はほぼ食べないけど、近くにあったら通いたいなあ、ルーロー飯食べてる方も多かった。

ショップカードがピッタリすぎ

食後には鳩サブレの本店へ。修学旅行生とピンポイントで重なり、わちゃわちゃしながら観光ムードを味わったあとは、向かいの通りのいがらしろみさんのRomi-Unie Confitureへ。すごい種類のジャムが整然とディスプレイされ、スコーンやクッキーなどの焼菓子もあった。お使い物にしたいなあと思わせる鹿児島睦さんの箱や、可愛いクッキー缶など、抜群のセンスのブランディング力に圧倒された。お値段もなかなか、ほんと散財しそうになるがまだまだ初日と気を引き締める。

それからレンバイへ向かう、時間も3時前ぐらいとあり人もまだらで静か、お目当てのDLTFはそこだけ洒落てる空気感漂いつつも、地元のお爺さんがアイスクリームボックスをチェックしてたりと、愛されてる感じがとっても良かった。夜ホテルで食べるデリをチョイスしてそこを後にした、連れもスイーツをゲットしてくれていた。あとはパラダイスアレイでバゲットを入手し、夜ご飯の算段がついたところで次の場所へ。

ここだけ外国っぽいなあ
中で話し込む店員さん(笑)ゆるい

荷物もほどほどに増しホテルのある長谷エリアへ移動、国宝の大仏様と長谷寺へ向かう。平日でも江ノ電はぎゅうぎゅう、二駅ぐらいなら耐えれる距離。そこから紫陽花が綺麗に咲く長谷寺散策、大仏様を無事拝み初日のミッションはコンプリート。普段お寺などは巡らないのでとっても新鮮だった。参拝したのが夕方で涼しく、海が近いせいか心地よい風が終始吹いていたのもあり、長時間リュックを背負っての移動もあまり体力を奪われてなかった。梅雨時期なのに天気に恵まれ初日から良いスタート!

よき大仏のイラスト
ホテル近くの海、久しぶりの太平洋は潮風強し、唇がしょっぱかった

2日目は早朝からホテルチェックアウト。朝ごはんを食べるために鎌倉へ戻る。昔、雑誌dancyuで記憶に残っていた「朝ごはん」という定食屋さんへ。ここは女性の方が1人で切り盛りされていて、すごい行列になると口コミにもあったので、早めに移動することに。着いたらお子さん連れの3名のファミリーが待っていただけでほとんど待たずに店内へ入れたのはすごいラッキーだった。常連の方がいらしたり、ほとんど観光客らしき雰囲気だったけど、店主の方は良いペースで定食をじゃんじゃんカウンターへ、オムレツに入っているネギが苦手という方への配慮も親切で、あったかい人柄な方だなあと感心してしまった。自分のペースを乱さずよきサービスを提供できるって神業だと思う。しらす納豆オムレツ最高でした、ご飯の量もちょうど良くてバランスよし!大食感の方にには少ないかもしれないが(笑)

連れは写真が上手い!

ちょうどお店を出たのが9時前、開店時間が早いクルミッ子が有名な紅谷本店へ。直前に平野紗希子ちゃんのラジオ番組で代表の方がゲスト出演してて、タイムリーにいろんな情報を入れて来店できたのは良かった。70年続く和と洋の要素を持つ老舗店で、爆売れクルミッ子がリスのパッケージに替わる前は、源頼朝のイラストが採用されていたことなど、代も変われば新風吹くんだなあと思いつつ、店内混み合わないよう流れるようにお客さんを誘導する会計システムを肌で感じながら、ちゃっかりお土産もゲットした。それからパン屋「BREAD IT BE」ビートルズの「LET IT BE」レコード盤が飾ってあった(店名に納得!)店主は音楽好きとみた。ナンテール、ベーコン入バゲット生地のパン、山椒と生姜お米が入ったもちもちパンを厳選。次は連れの一推しだったフィンランドのパン屋「ライ麦ハウスベーカリー」牛乳とバターで作ったお米粥みたいな具入りの、フィンランドの国民食でもあるカルヤランピーラッカ(大阪万博でも買えるみたい)シナモンロール、クリームパン、あんぱんゲット。日本寄りのパンもあるのが地域に密着してるなあと。最後に天然酵母のパン屋きびやベーカリーであんぱんと、焼き菓子チョイス。我ながら夏は粉物を欲してないのかな、あまり手が伸びなかった。

看板の書体もビートルズ好きとわかる潔さ
お洒落な可愛い店構え
クルミッ子買わずにお饅頭(はちとは嬉しや)

最後、今回の旅で一番訪れたかった「cafe vivement dimanche」へ。前日のホテルの本棚コーナーで、お店30thの歴史が綴られた本を読んでいたのがとても良かった。なぜなら何を食べようかずっと決められずに悩んでいたからだ。朝ごはんをしっかり取ったのもあり、美味しいコーヒーとパフェにありつくことに。連れはコーヒー三昧のやつ、私は定番のプリンパフェ、2人とも美味しすぎてあっという間に平らげてしまった。本当はゆっくり食べたかったけど、スプーンの手が止まらないのだから仕方ない。サマーサンバという深煎りのコーヒーがこれまた美味しすぎてお土産にゲット。コーヒーはマスターの堀内さんが丁寧にドリップしてくれていたのも嬉しすぎた。あとスタッフの方の接客がとてもフレンドリーで丁寧、これまたハートを掴まれてしまう心地よさ。こんなお店が近くにあったら絶対通いたい、そしてまた機会があれば訪れたい。

年季が入った看板とパチリ!嬉しすぎるショット
旗が立った可愛すぎるパフェ
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